約 2,251,801 件
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/5508.html
autolink GC/S16-036 カード名:守るべき存在 集 カテゴリ:キャラクター 色:緑 レベル:1 コスト:1 トリガー:0 パワー:6500 ソウル:1 特徴:《葬儀社》?・《武器》? 【起】[①]そのターン中、このカードのパワーを+2000。 いのりは!僕の……! レアリティ:U illust.
https://w.atwiki.jp/vice2rain/pages/147.html
一冊の本から表れた少年、ヴァイス。 彼に導かれ、レインとエルネストの不思議な旅が今 始まろうとしていた …はずだった 2章 時空の旅 まぶしい日差しが容赦なく降り注ぎ、耐えきれずにレインは眼を開けた。もともと切れ長で鋭い瞳のレインのことだから、眩しさに眉をひそめようがひそめなかろうが特に大した差異は見られない。考えてみれば、久しぶりに眠ったのではないだろうか?ついこの間まで仕事のために眠る時間など確保できなかったのが現状だ。むろん、仕事が趣味であるから全く苦ではなかったのだが。 「…睡眠というのも悪くない。」 「そりゃあ 当たり前だぜ。」 なんとなく呟いた独り言に返事が返ってきてレインは声の聞こえた方向へ勢いよく振り返った。いたずら気な笑みを浮かべながら、ヴァイスが壁にもたれかかっている。レインがこちらを振り向いたのを見て、呑気にブイサインすら見せた。 「おはよー。いい朝だなあ!」 「最悪な気分にされました。」 「ひどいこと言うぜ。エルはゲラゲラ笑ってくれたのに。」 ヴァイスはどうやらエルネストと相性がいいらしい。いや、社交性に富む彼のこと。エルネストは誰とでもすぐに打ち解ける。だからこそ、自分のすぐ隣でサポートしていてくれるのだ。ベッドから飛び降りて、上着を羽織ると窓際のソファへと腰を下ろす。ヴァイスもその向かいにあるソファに座った。 「起き抜けで悪いけど、これからのこと聞いてくれる?」 「ええ。そのつもりで来たのであろうことは予測できました。」 「話が早い。エルもいたほうがいいよな、呼んでくるよ。」 席を立とうとするヴァイスをレインは止める。と、ドアが開きエルネストがひょっこり顔を見せた。 「おはようごぜーます。」 「え?すごいな。レイン、来るのがわかってた?」 「呼び鈴を鳴らしましたから。さて・・・そろそろ話してもらいましょうか。」 「ああ。わかった。とにかく、これからの闘いの準備をしておかなきゃならねー。まずドラゴンがどこから現れるかは全くわかんないし、現われる場所がわかっても、倒せるだけの力もいる。武器もね。でー、昔の俺のダチを呼んだら手伝ってくれるんじゃないかなって思うんだよね。」 「昔…」 「そう。かなり昔だから、もう死んでる。」 「無理じゃないスか。」 即答されたエルネストの言葉に、得意げな笑みを浮かべてヴァイスはふんぞり返った。指を振って、大丈夫と悪戯っぽく言って続ける。 「そこで、召喚術っていう技術をつかう!召喚術は霊的存在を実体に変える技術だ。だけど、そのためにはその霊のことを理解してなきゃならねー。そこで、俺は時を超える魔法を知ってるから、そいつで時を越えて、俺のダチに会う!そうそう、昔には魔物がわんさかいるから、お前らの修行にもなるかもね。」 説明をし終わったところで首をかしげて、ヴァイスはわかった?と聞く。エルネストが窓の外を見つつ返事をした。 「とにかく、昔の時代にいってヴァイスの友達に会い、修行をし、召喚術を行使する。ドラゴンの居所をつかめばいい…それでいいんスね。」 「そう!準備ができたら早速行こうぜ!」 元気よくこぶしを突き出すヴァイスをスルーしてレインたちは各々旅に必要なものを整理し始めた。その様子に軽く落胆したヴァイスだったが、すぐに立ち直ったらしく、部屋においてあった果物に手をつけ始める。 「…早くレオンに会いてぇなあ…ツッコミすらままならん。」 ぽつりとつぶやいた言葉に、レインが反応した。突然目の前にレインの鋭い目があってやや驚いたのだろう、ヴァイスはポカンと口をあけている。 「今、レオンといいましたか。」 「い・・・言ったけど何・・・?」 「かつてサガルマータにたどり着いた勇王の名では?!伝承によれば、身の丈をはるかに超える3mほどの大剣を振り回し、烈火の如く敵を屠ったと・・・。身の丈をはるかに超えるとはいっても、本人が2mを超える大男であったがために、違和感はなく-」 次々と繰り出される間違った歴史の数々に、ヴァイスは最初落胆したが、徐々におもしろくなってきたのだろう、にんまりと笑みを浮かべて顔をあげた。 「…あ、レインってばレオンのことそんなに知ってるんだ?そーそー、あいつめっちゃデカイ剣振り回しててさ。左腕はデカイハサミになってたんだぜ。だから、でっかい剣を片手で振り回してたってわけ。そうそう、あと本名はレオナルドっていうんだぜ。」 「興味深い話ですね。レオナルドについては、同じミルディアンの王とはいえ、優柔不断でか弱く、ツッコミしかとりえのない平凡王子だったという伝承がありますが・・・もしや、同一人物?」 「あたり。歴史ってほんとうにすごいね。どんどんねじ曲がるらしいな。」 「ふ…ふふ、ヴァイス!早く私を過去の世界へ!」 「わぁってるって!エル、準備いーかな?」 「いいともー」 覇気のないエルネストの言葉を聞いて、ヴァイスは呪文を唱え始める。徐々に部屋の中に光が集まりだし、風が巻き起こった。尋常でない魔力の集まり方にエルネストは表情を曇らせたが、つぎの瞬間には意識が飛んでおり、それ以上の思考は意味をなさなかった。 レインの目に最初に飛び込んできた光景は、のどかに広がる草原と森。少し遠くには城がそびえており、距離があるにもかかわらず時計の鐘の音が聞こえてきた。近くにはエルネストが倒れており、そしてその隣にはヴァイスが座っていた。 「時空転移、慣れてくれよな」 「考えておきます…」 げんなりとした表情で答えるレインにヴァイスはくすくす笑ったが、エルネストが重そうに身を起こすと、すぐにそちらに目をやる。とくに異常がないことを確めると城を指差して二人に言った。 「あれが、ミルディアン城…レオナルド・ミルディアンがいる、ミルディアン王国だぜ」 「あ…あれが…」 「バカ!ヴァイス…そんなことを言うと…」 「ん?」 coming soon
https://w.atwiki.jp/vice2rain/pages/84.html
広大な草原が広がるミルディアンの西のはずれ。 険しい山脈が続き、町はもう存在しないこの場所は綺麗ではあるものの訪れるものはほとんどなかった。 隣国アレツォーネからも山脈を越えねば到達できない場所であるので、領土に関して口うるさいアレツォーネ王からしても用のない場所とみなされているらしい。 そんな草原に流れる小川のほとりに、小さな家が一軒だけぽつんと立っている。まるで町から取り残されたかのような家の周りには少しの家畜が居て、菜園があるだけである。 と、屈強そうな青年が家から出てきた。そして慣れた手つきで家畜の世話を始める。彼が世話を始めてまもなく、草原を涼しげな風が駆け抜けたとき、男の後ろで声が聞こえた。 「仕事中すまない。あなたはこの家の方か?」 大人びた口調ではるが、声は若い。彼が声の主を探して視線を落とすと黒い修道服を纏った少年が目に入った。とがった耳を見てエルフの血を引くことは一目瞭然ではあるが、それを考慮しても落ち着きがありすぎる。青年は訝しげな表情になって答えた。 「いや、俺はただの庭師だよ。キミは?そんな修道服は見たことがないんだけれどね。」 「宣教ではない。あなたの主、アリス・バージェス殿を訪ねてここまできたんだ。」 「珍しいことだな…?アリスはかなりお年を召されたエルフ。キミのように若い知り合いがいるとは思えないが。」 まだ怪しんでいる様子の青年の対応に、ヴァイスはため息をついた。 「…では彼女に、『あなたの友、ヴァイスがきた』と伝えてはくれまいか。それで彼女が僕を知らない…いや、覚えていないようならば僕は黙ってお暇しよう。」 「わかった、少し待っていてくれ。」 男はドアの奥へ消えていった。ヴァイスは考える。彼はきっと彼女のボディガードもかねているに違いない。彼女は聡明な賢者としても有名だったし、かつてはその美貌で名を世界にとどろかせてもいた。 と、男が再びドアから現れ、ヴァイスに告げる。 「アリス様はお会いしたい、と。」 「そうか…ありがとう。」 青年に通されてヴァイスは家の中へ入っていく。網掛けの靴下と毛糸がかごに入れられ、ロッキングチェアに寄り添っている。テーブルの上にはジャムがたくさん並んでいて、どこを見ても花が飾られている。その様子にヴァイスはかすかに笑った。 「変わらないな…昔から花を愛していた。」 男は彼の言葉に首をかしげたが、何も言わずに一番奥の扉をノックした。返事が返ってくると扉を開き、キッチンへと向かう―茶の用意でもしてくれるのだろう。 部屋は広くて日当たりが良かった。風通しも良く、小川のせせらぎも聞こえてくる。部屋の雰囲気は暖かなものだったが、その片隅にはメタリックな機械類が放置されていた。誇りこそかぶってはいないが、永い間動かしていないことが見て取れた。 機械類の山の反対側には白いベッドがあり、その上には小柄な老婆が座っていた。上品な雰囲気、穏やかな目でヴァイスを見ると、やわらかに笑った。 さきに言葉を話したのはヴァイスだった。 「久しぶり…というにはあまりにも時を隔てすぎてはいるが…変わらないな、花の好きな君らしい。」 「ありがとう。ふふ、お年寄りのほめ方をわかっているのね…」 「い、いや…そんなつもりじゃないんだ。すまない、その…あまりにも変わらなかったから…」 「いやね、今のは私の意地悪よ。本気にしないで…。あなたも変わらない…って言ったら怒るかしら。」 「フ、僕は変われないのだがな…いや、内面はかなり変わったつもりだ。だが…君の前では昔に戻るらしい。」 アリスは昔を懐かしむように目を細める。ドアが開く音が後ろで聞こえると、男は紅茶を差し出して去った。残した庭仕事を片付けるのだろう。 「懐かしいわ、魔法学校の友達…。メイプルさんにはいつもお世話になってばかりだったし、あなたにはいつも魔法の指導をしてもらったわ。」 「メイプルのあれはおせっかいといっても過言ではないがな。」 「ふふ、そんなことないわ。…そうだ、あれからもう800年くらい経つけれど、あなた計画は実行するつもりなの?」 ヴァイスの表情は突如厳しくなった。 「…これから。ミルディアンの皇子たちが旅立つらしいのでな、それに同行しようかと思っている。目的地が一致するしな。まぁとにかく…最期になるだろうからここへきた。」 「最期なんていわないで……辛いわ。」 「すまないな。…ところで君はなぜこんなところへ?町に住んでいれば何不自由なく、家庭も築くことができたはず…」 ヴァイスの言葉をさえぎってアリスは首を横にフッタ。瞳には少し憂いの色がちらついている。 「それは違うわ。どんな場所でも…あまり幸せにはなれなかったはずなのよ…。だから一人になるの…」 「フ、絶世の美女は違うな。」 ヴァイスは茶化すように笑った。アリスもつられて、かすかに口元をほころばせてくすりと笑う。 「そういう意味ではないとわかっているのでしょう。」 「…さぁな。さて…僕はそろそろ失礼しよう。」 椅子から立ち上がってドアノブに手をかけたヴァイスをアリスは呼び止める。振り返った彼にアリスは声をかけた。 「さっきの」 「ん?」 「さっき、あなた変わったといったわ。その変わったあなたを見せてほしいの。」 「…」 「ヴァイス。」 期待のこもった優しげな声にヴァイスは戸惑った様子だったが、何も言わずに背を向けると家から出て行ってしまった。アリスは悲しそうにうつむいたが、突如家の外が光り輝きだしたことに気づき、窓の外へ目を向けた。 ただの草原だった野原に花が咲き乱れている。丁度窓からみえる景色の真ん中にヴァイスが立っていてかつてからは考えられないような満面の笑みを浮かべている。そして、大きく息を吸ったかと思うと、叫んだ。 「すげぇーだろッ!俺からのプレゼントだ!!せいぜい長生きしてくれよッ!ばーさん!!!」 「もうっ、失礼ね…!ありがた迷惑よー!元に戻しに、またここへ来なさいね!」 アリスがせいいっぱいの声で叫び返すと、ヴァイスは控えめな笑みを浮かべて、消えた。きっとミルディアンへ向かったのだろう。 彼が居なくなった後、アリスはベッドに再び座りなおす。しばらくぼーっとしていたようだが、庭師が外から帰ってくると彼女は立ち上がってリビングへ行き、ロッキングチェアに座って編み物の続きを始めた。黙ったままの彼女に耐えかねたように男は口をひらく。 「さっきの少年、一体何者なんですか?」 「…そう、ねぇ…」 アリスは少し考えて言葉を続けた。 「まるで表情のない、冷たいお人形さんみたいな人だったわ。それから…」 「?」 「…やっぱり、教えないわ。」 日差しは草原をかける風とともに優しく彼女を包み込んでいた。 こんな始まり方もいーかなと思ってたけどボツにした「おバカと~」の始まり。おっと、最初っからネタバレという暴挙でもありましたネvv アリスおばーちゃんの気持ちを大切に書きたくて蔵出ししました。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/49917.html
登録日:2021/12/05 Sun 01 52 13 更新日:2023/07/15 Sat 23 30 34NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 ウルトラマン スマートウォッチ デジタルモンスター デジモン デジヴァイス デジヴァイスV バイタルブレス バンダイ 仮面ライダー 玩具 腕時計 バイタルブレス/デジヴァイスVとはバンダイが販売している腕時計型育成ゲーム玩具である。 ここではバイタルブレス/デジタルモンスター及びバイタルブレスキャラクターズの両方を取り扱う。 ●目次 概要 開発経緯 Dimカード/VBMカード 育成要素◇バイタル値メンタル状態 ◇トロフィーノーマルミッション ハードミッション スペシャルミッション バトル◇NFC機器との通信 ◇アドベンチャーモード ◇VSDimカード/VSVBMカード ◇アリーナ スリープ機能 バイタルブレスデジタルモンスターのみにある要素 バイタルブレスキャラクターズにのみある要素 アニメにおいて 概要 スマートウォッチのような形をしてはいるもののその本質は玩具であり、スマートウォッチとしては足りない部分も多い。 歩数を感知する振動センサ、本体の裏には脈拍を検知する光学センサを備えているものの運動を通してキャラクターを育成することがメインで、運動そのものを管理するような機能はない。 また育てたキャラクターには攻撃力やHPが設定されておりバトルを行うことができる。 この対戦要素が大きな部分を占めており、成熟期/Phase4から先はバトルを行わなければ進化/変化しないようになっている。 運動を行うことで貯まる「バイタル値」、特定の運動ミッションをこなすことで得られる「トロフィー」、そして「バトル」 この3つの要素によってキャラクターの進化/変化先が変わるようになっており、どのキャラになるのかを楽しむというのが主な遊び方。 また、専用のスマートフォンアプリがあり、それと通信することでキャラを預けたり特殊ミッションを受け取れる。 開発経緯 育成玩具としての元祖である「たまごっち」はたまご+ウォッチというネーミングが示す通り開発コンセプトの段階では腕時計型であった。 しかし当時は製造コストの問題で見送られキーチェーン型になったという経緯を持つ。 時は20年以上経ち世の中に「スマートウォッチ」が浸透、またバンド製造のコストが下がったこともありついに腕時計型の玩具の開発に目途が立った。 そのプロジェクトの第1段階としてデジタルモンスターが選ばれることになる。 そうして生まれたものが「バイタルブレス」である。 2021年3月13日に発売されたこのバイタルブレスは多くの欠点を持ちながらもある程度の売上げを伸ばし、実験的な玩具としてはまずまずの成功を収めた。 この時のユーザーから指摘された欠点をある程度改善して半年後に「デジヴァイスV」をそしてデジモン以外のキャラクターの育成を主眼にした「バイタルブレスキャラクターズ」が発売された。 一方たまごっちはどうなったかと言うと、バイタルブレスから遅れること8ヶ月、11月23日にこちらも腕時計型に進化した「たまごっちスマート」が発売。 元祖たまごっちの形状をそのまま腕時計型にした上で、バイタルブレスのノウハウを活かした「たまスマカード」による拡張機能のほか、タッチ液晶やマイク等を搭載した育成ゲームとしての方向に進化を遂げている。 Dimカード/VBMカード バイタルブレスで育てるキャラクターが収録されたメモリーカード。 これを挿すことで育成するキャラを決定する。 バイタルブレスはあくまでゲーム機本体で、こちらがソフトウェアであると考えるとわかりやすい。 1つのカードに最大17体のデータが収録されている。 他にはカード1枚につき固有の背景データが1枚収録されており、設定するとデフォルトの1色の背景よりも見た目がきれいになる。 デジモンを収録しているものは「Dimカード」、バイタルブレスキャラクターズのものは「VBMカード」と呼称される。 キャラクターズのVBMは今のところ「ウルトラマンシリーズ」と「仮面ライダーシリーズ」がラインナップされている。 デジモンのブレスにVBMを読み込む、またはキャラクターズのブレスにDimカードを読み込むことは可能である。 その場合、育成は問題なくできるもののアプリへの送信が未対応なためブレスから出すことはできない。 育成要素 前述のとおりこの玩具はキャラの育成を行うことがメインである。 キャラクターは一定時間ごとにデジモンなら進化、他キャラクターは変化が起き、次の段階へ進む。 その時にどのキャラクターに進化/変化するかは「バイタル値」「トロフィー」「バトル回数」「バトル勝率」の4つの値を参照し決定する。 進化/変化のタイミングで下ボタンを長押しすることで進化/変化をキャンセルできる。 特にPhase6になるときに勝ち数やトロフィーの条件が多めなものは24時間では間に合わないことが多く、狙った変化先にしたいなら多用することになる。 ◇バイタル値 50歩歩くとバイタル値が1上昇する。 反対に長時間運動しなかったりブレスを外して脈拍が検出できないとバイタル値は減る。 またバトルに勝つとバイタルは増え、負けると減る。この増減量は敵の強さや自分の成長段階により相対的に変わる。 メンタル状態 好調/通常/不調の3段階があり、得られるバイタル値が増減する。 メンタルが好調や不調になる要因はデジモン/キャラの種によって違い、 激しい運動をすると好調になるもの、逆に運動をしないと好調になるものなどがいる。 ◇トロフィー 「ミッション」をこなすと得られる。 ミッションには以下の3種類がある。 デジモンの幼年期1&2またはキャラのPhase1&2の段階ではミッションは達成できない。 ノーマルミッション 毎日1つだけ与えられ、日付が変わるごとにランダムに決定する、いわゆるデイリーミッション。 クリアするとトロフィーが1つだけもらえる。 このノーマルミッションは日付をまたいだ時に育成していたキャラの成長段階によって必要な値が決まり、成長が進んでいるほどその値は大きくなる。()内は各Phaseのノルマとなる。 ミッションは以下の4種類が確認されている。 規定歩数以上を歩く(3000/5000/7000/9000) バイタルを規定値以上上昇させる(400/800/1200/2000) バトルを規定回数以上行う(3/5/10/15) バトルに規定回数以上勝つ(1/3/5/10) 注意点としてアドベンチャーモード(後述)でバトルをするときは連戦してもバトル回数、勝利回数ともに1回としかカウントされない。 アドベンチャーモードでバトル関係のミッションをこなすときはバトルが終わるごとにアドベンチャーモードから脱出する必要がある。 ハードミッション 内容が固定されており、毎日4種類に1回ずつ挑戦できる。 クリアすると通常はトロフィーが1つ貰えるが、こなした回数や心拍の上昇が一定以上だと「GREAT」と表示されトロフィーが2つになる。 パンチ運動20秒 ダッシュ20秒 スクワット20秒 腹筋30秒 上から順に挑戦でき順番は入れ替えられず、日付をまたいでも前日終えたミッションの続きから行う。 スペシャルミッション アプリ連動で受け取るミッション。 1つクリアするだけでトロフィーが3つももらえる。 入手方法はアプリのログインボーナスで貰う、アプリ内ストアでVコインで購入するなど。 キャラクターを1度アプリに預け、ミッションをセットしブレスへ送り返すという手順が必要。 4種類のミッションがあり1度に1種類につき一つづつセットできる。 またアプリへ送り返し再度セットすれば同じミッションでも1日に何度でも挑戦できる。 内容は以下4つ。 1時間以内に6000歩歩く 1時間以内にバイタルを360上昇させる 1時間以内にバトルを10回行う 1時間以内にバトルに6回勝利する 時間を過ぎてしまうとミッションは失敗となる。 ミッション開始から今どのくらいの時間が経過したかは確認できないためアプリから送った時刻は覚えておいた方がよい。 バトル キャラにはDP(CP)(*1)/HP/APの3つのステータスが設定されている。 DP(CP):バイタルブレスの戦闘は5ターン制でターンごとにどちらか一方の攻撃しか当たらない。その当たり判定の確率を決定する。 HP:攻撃を受けると減り、これが0になると負ける。5ターン経過後した場合は最大HPと残りHPの割合で判定を行い多い方の勝ちとなる。バイタル値と連動しており、バイタルが上昇するとHPも上昇する。 AP:攻撃力。攻撃を当てた時に相手HPをどれだけ減らせるかの値。メンタルの状態と連動しており、好調だと上昇し不調だと下降する。 以上の要素により、最も重要な要素はDP(CP)である。 デジモンにはウィルス/データ/ワクチンのおなじみの属性相性が設定されており、命中率の補正がかかる。 キャラクターズでは代わりにパワー/スピード/テクニックの属性がありパワー スピード テクニック パワーという相性となっている。 バトルに負けるとケガをすることがあり、ケガをした状態でバトルを続けるとキャラが死亡する。 ケガはバトルや運動をしない状態で一定時間経過するかアプリ内のアイテムで治癒できる。 以下の方法でバトルが行える。 ◇NFC機器との通信 ホーム画面の時にNFC通信機器を近づけるとバトルが始まる。 通信電波さえ出していればなんでも反応することから、コンビニで電子決済しようとしたらバトルが始まったり、 オーズドライバーのオースキャナを近づけたらバトルが始まったりする。 強い敵が現れた時は敵出現画面のうちに下ボタンを長押しすることで逃げることができる。 同じDim/VBM内に収録されているキャラしか出現しない。 ◇アドベンチャーモード ミッション内にあるアドベンチャーモードを起動することで一定歩数ごとに敵と戦う状態となる。 ステージ1は500歩、ステージ2~5は1000歩、ステージ6~11は1500歩、ステージ12~14は2000歩、ステージ15は2500歩で敵と遭遇する。 デジモンのみステージ15をクリアするとその15の敵デジモンの育成ロックが解除される。 起動中にケガをしても確認ができないため負けた時は要注意。 同じDim/VBM内に収録されているキャラしか出現しない。 ◇VSDimカード/VSVBMカード 育成したキャラのデータを専用のDim/VBMへ移し、そのカードを別のブレスへと挿すことで対戦ができる。 別のDimやVBMのキャラと対戦する手段であり、また規格が共通なのでデジモンとウルトラマン、デジモンと仮面ライダーなど作品を跨いでも対戦できる。 この方法でバトルを行うと勝敗とは別にボーナスでバイタル値を貰える。 ◇アリーナ デジモン用アプリVBラボ内でのみ可能。 アリーナアプリに預けたデジモンとのランダム対戦ができる。 また、定期的にレイドバトルイベントが開催されており、ダメージランキングに応じて景品のアプリ内で使用できるアイテムが貰える。 スリープ機能 「バイタルブレスデジタルモンスター」の時点ではデジモンそれぞれに活動時間が設定されており、8時~20時、9~21時、10~22時の3パターン。 これ以外の時間はデジモンは眠っており、デジモンが眠っているとバイタルが増えない、バトルできない、ミッションが受けられないという制約があった。 更にデジモンが活動してる状態で24時間ブレスを外すと死亡するというペナルティがある。 よって特定の時間に装着することが強制となっておりこの仕様が大変不満の多いものとなっていた。 改良型のデジヴァイスV及びバイタルブレスキャラクターズではこの仕様の見直しが行われ、ブレスの上ボタン下ボタンの同時押しでいつでも寝かしつけと起床ができるようになっている。 この改良により運動の時間に自由度が生まれた。 バイタルブレスデジタルモンスターのみにある要素 ジョグレス進化 ブレスのストレージに預けたデジモンが育成デジモンと同じ進化段階かつ別の属性の場合に起こる。 進化時に本来進化できないデジモンへランダム進化する。 また特定のデジモン同士の組み合わせでしか進化できないデジモンが存在する。 デジモン図鑑 アプリ内で閲覧でき、育てたデジモンの情報が記録されている。 進化条件なども載っており次にどれを育てるか決めるのにも役立つ。 バイタルブレスキャラクターズにのみある要素 スポット通信 特定の通信スポットでNFC通信を行うと何かがもらえるらしいが、まだイベントは未定。 アニメにおいて アニメ「デジモンゴーストゲーム」ではデジヴァイスVがメインアイテムとして販促され活躍している。 主人公の父である天ノ川北斗が3機開発し、宙、月夜野瑠璃、東御手洗清司郎の3人の手に渡った。 アニメ独自の描写として デジモンの実体化と透明化を切り替えられる 現実にデジタルワールドの情報を投影して世界を隔離する 進化してもバトルが終わると成長期に戻る(*2) といった機能がある。 追記・修正は図鑑をコンプリートしながらお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 正直腕時計型のおもちゃにしては高い印象…(アプリと連動前提で -- 名無しさん (2021-12-05 08 40 00) ブレスのみで完結してないから余計そう感じるのかもしれないが…これ、アプリだけで良くね?ってなる) -- 名無しさん (2021-12-05 08 41 10) 本体もアプリもまだまだ改善出来るところがあるのをポテンシャルと見るか欠点と見るか -- 名無しさん (2021-12-23 01 12 19) キャラクターズの方値崩れはっや…… -- 名無しさん (2021-12-26 00 20 30) 狙いどころがイマイチ分からんアイテム…大人向けにしてはチャチな上他のスマートウォッチを外してこれ付けるメリット薄いし、子供狙いにしてはアプリ周りが煩雑過ぎて子供がキャラをロストしそう……アプリで管理するシステムなのにBluetoothでの連動では無くNFCを使った連動の為か同期とか無く毎回スマホとブレスに送り合わなきゃ行けないのは面倒過ぎる……(30秒程度は掛かるし) -- 名無しさん (2021-12-26 11 47 01) BE/VVの記事はここに追記すべきか別記事作るべきか -- 名無しさん (2022-12-04 17 56 00) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/3541.html
○月×日 やはりジルグさんはなのはさんに目のかたきにされていた朝の食堂で わたしはエリオくんとの集合時間に遅れてしまったんだけどちょうどなのはさんがジルグさんにはなしかけようとなんとかどりょくしてるみたいだった わたしはとおくにいたので見ないふりをしたところがアワレにもヴァイスさんがそのばからにげようとしているっぽいのが全回線の念話で叫んでいた どうやらなのはさんがこわいらしく「だれかきて~だれかきて~」と泣き叫んでいるヴァイスさんのためにエリオくんはなけなしの勇気を使って普通なら誰もいかない空気の中をきょうきょ登場すると 「やっときたか!」「おそい!」「きた!槍きた!」「メイン槍きた!」「これで逃げれる!」と大歓迎状態だったなのはさんは笑顔のままジルグさんにはなしかけていたけどジルグさんは笑顔のまま無視してごはんをたべおわってにげた なのはさんが念話で「今度はおはなししてもらうからね・・・」といったがジルグさんのすがたはどっちにいったかはもうわからないみたいだった 「だが断る」とジルグさんがいうとなのはさんは黙ったのでフェイトさんのテーブルにいってごはんをたべてるとしばらくしてたらヴァイスさんとエリオくんはきょうふでかたまってた 「エリオのおかげだ」「助かった、終わったと思ったよ」とヴァイスさんのそんざいを忘れて食堂のみんながわたしたちのまわりに集まってきた忘れられてるヴァイスさんがかわいそうだった 普通ならごはんをたべてでていく人がぜいいんだろうけどわたしは無視できなかったみんなとよrこびほめられたかったのでヴァイスさんに声をかけてあげたらそうとうなのはさんがこわかったのかいぐすりをのんでいた やはりジルグさんは格がちがった
https://w.atwiki.jp/vice2rain/pages/126.html
第二章 零に戻った旅路 光が収束した。テラスには強い風が吹きつけ、作用した魔術の強さを物語っていた。鏡をかざしていた国王の姿はもはやそこにはなく、側近イシュナードのみがその場に立ち尽くす。 「う…」 うめき声をあげ、瞳を開いたレオナルドは周囲を見渡し、首を数回横に振った。テラスにいたはずの自分が、森の中で倒れていたのだ。瞬間移動の魔術だったのだろうか、と思案をめぐらす。 「おい、だいじょうぶかよ?」 聞き覚えのある声にレオナルドは振り返る。黒いマントがまず、眼に入った。どこかで見たことのある、だが色が違うブーツが、そして、視線が上に行くごとに、やはりどこかで見たことのある服が目に入る。もちろん、それら全て色だけが違った。全てが闇のような黒色なのだ。最後に目に入った姿は、よく覚えている、少年の姿だった。長い黒い髪、赤い瞳。 「ヴァイス―…」 「よかった、意識はあるみたいだな。」 「違うわ。私が回復呪文をかけたからよ。」 「そうだったのか、俺は魔術に疎いからな…迷惑かけるぜ、プリアラ。」 プリアラ、の名にレオナルドはヴァイスの隣へ視線をやる。藍色の髪の落ち着いた女性の姿が見えた。しかし、ヴァイスにしてもプリアラにしても、違う。あの旅をしていた姿では、ない。ヴァイスはまず、服も違っているし、耳が見えない。彼はハーフエルフだったのだから、耳が尖っている筈だ。そしてプリアラもまた、ヤミネコなのだから、人の姿をとっていても耳は猫のままのはずだ。だが、その耳も見えない。 それにしても、ヴァイスの言葉が気になった。『魔術に疎い』とはどういうことだろうか。先の旅で、彼はあふれる才能と、英知とで魔術を操り、彼らの旅を助けてくれたはずだ。 「あんた、名前は?」 「何言ってるんですか!レオンですよ!そんな他人みたいに…」 「他人じゃない。それにあなたね、こんな見てくれでも、この方は一応王子なの。敬ってあげてくれないかしら?」 「…あのなあ。」 「ええっ?」 「ええって、お前よ…俺の名前をつぶやいたじゃねえか。ミルディアン王国第二王子、ヴァイス…確かに俺だが?」 「?!えぇっ…ええぇ?!」 「あらら、混乱しているみたいね。」 「そんな?!君は、神官じゃ…?」 「俺みたいなのが神官?!ははっ、笑わせるぜ。こんな信仰心の薄い神官がいてたまるかってんだ。」 混乱が深まる。ヴァイスが、王子?なぜ、とレオナルドは考えるが全く見当も付かない。その様子を察してか、ヴァイスが声をかけた。 「なんか、ワケありみたいだな。…レオンとかいったか?近くの村まで一緒に行こうぜ。俺でよかったら力になるよ。」 「ちょっと、王子!もたもたしていていいの?カーム様に先を越させるわよ。」 「だーいじょうぶ。あいつは自信家だけど、実力なんてねぇからな!」 ヴァイスとプリアラに導かれ、レオナルドは歩き出す。暫く二人の後姿を見ていたが、ここでレオナルドははっと気が付いた。 「あ、あれぇ?!」 「?どうした。」 「い、いいえ…」 自分の姿を見て、驚愕の声を上げてしまったのだ。白い神官の服を着ている。ここで、ようやく気が付いた。自分はヴァイスと立場が全く逆になっているのだ。その証拠にヴァイスは剣を持つ王子と名乗っているし、自分は杖を持っている。 「どうなっているんでしょう…」 軽いめまいを覚えつつ、レオナルドは二人の後を追うのだった。
https://w.atwiki.jp/rin_1224/pages/147.html
フィル=ファルネーゼ 異世界から魔力の結晶体を得る為に地球へ舞い降りた少女 魔法媒体を体に取り込み一体化する事で強力な魔法を操る事が出来る特殊な魔導師 気が強く、常に勝気で自分を邪魔する者は全力で排除する (23 02) 連条 茜,連条 楓 連条 茜>バリバリの関西人で、無類のかわいい物好き 暴走するとよく姉の楓に止められている 実は生まれつき魔力を持っている特殊な体質なのだが、楓にすら黙っている 連条 茜>茜の双子の姉 しかし、性格は正反対でおっとりしており、とんでもない性格の妹のブレーキ役を担っている 茜が魔法を使えるにはとっくに気付いており、いつも様子を見たりアドバイスをしている (23 03) フィル=ファルネーゼ ここだな・・ちっこい魔力反応が2つか・・気にする必要も無さそうだな(ある都市の上空に1人の少女が飛んでいる・・下を見下ろし、少し頷くと辺り一帯に結界を展開させる)ヒットっ!あそこか・・ん?気付かれたか・・ちっ めんどくせえ・・(そう口では毒づきながらも、余り気にした様子ではなく自分の目標・・魔力の結晶体の反応がする方角へ加速する) (23 11) 連条 茜,連条 楓 茜>うわっ!何やの?このごっつい魔力反応・・・こんなのが上飛んでるん?(飛んでいる最中、いきなり回りに結界が張られる 結界の大きさからしても、術者の実力がわかる 恐ろしい相手にはなるべく関わらないようにしようと心掛けながら目的の物目掛けて飛ぶ)ふぅ・・これははよう帰らんと、楓心配してるんやろな・・(自宅にいる楓には黙ってきている茜 きっと急にいなくなって心配しているに違いないと思っているが・・) 楓>はぁ・・もうっ、茜ッたら・・また行ったんやな?(アカネが何をしているか知っているため、呆れながら両親に誤魔化す向上を考えている)ほんま、毎回疲れるわぁ・・ (23 19) フィル=ファルネーゼ 確保・・こっちに来そうな気配は無いな・・まあ、その方が好都合だけどな(目的のものを確保すると、一旦浮上し結界を解こうとするが途中で手を止める)気付かれてそのまま放置ってのも、後々面倒だな・・1人ずつ叩いとくか(後々になって、追われたり付きまとわれたりという心配が頭を過ぎり 近くに居る茜の方へ向かう)ヴォルケイル、セットアップ! 一撃で沈めるぞ!「yes my master!」撃ち抜け!フレイムランサー!(両刃の剣を抜き去るとフィルの周りに5つの炎が舞い、合図と共に全てが茜の方へと向かう) (23 28) 連条 茜,連条 楓 茜>ん?なんかこっちに近づいて・・・げぇ!!さっきのごっつい魔力反応やん!!(先ほど危惧していたこと・・高速で接近する大きな反応は射程圏内に入るなり攻撃を仕掛けてくる)うわっ!ストームレーゲン!!「Round Shield」(茜の呼びかけに応えた杖は自動的に防御壁を作り、飛んでくる炎の槍を防ぐ・・が、魔力の大きさが違いすぎるため、衝撃で後ろに飛ばされてしまう)きゃああああっっ!!! (23 35) フィル=ファルネーゼ ちっ・・防がれた、ヴォルケイル!「Fleme Smasher!!」(今度は、さっきのように多くの炎は出さず1つではあるが巨大な炎を出しまるで砲撃かのような威力の魔法を怯んだ茜に発射する)余り長引かせると面倒だ、恨みがある訳じゃないがやるぞヴォルケイル「yes!」地獄の業火・・焼き払え!インフェルノシューターっ!(更に、追撃にさっきのフレイムスマッシャーと余り大差無い魔法を撃つ!) (23 44) 連条 茜,連条 楓 楓>「ぴくっ!」大きな魔力反応・・茜のやない・・ということはっ!(さすがに距離があるため飛行中ではわからないが戦闘を始めたとなると、大きな魔力源を察知し、窓から飛び出る)行くで!ウンディーネ!!「OK my master!」(楓が叫ぶと何もないところから空気中の水分が集まり、杖が生まれる)限定解除や・・茜が危ないっ! 茜>くぅ・・なんや?!いきなり人にあんなもん撃って来るなんて・・(何とか地面への衝突は避け、体勢を整えると高度を上げて迎え撃とうとするが・・)へ?あれはあかんっ・・!!?(とっさに手を前に掲げて先ほどのシールドを形成するが、やはり強力な攻撃を二発も受けてはただではすまない・・)・・・(気を失ってしまった茜はそのまま頭から地面にまっさかさま・・だったはずだが・・) 楓>ふぅ・・・間一髪やね・・・(間一髪のところで楓が受け止める 冷や汗を浮かべながらも、茜を公園のベンチに寝かせて犯人の元に飛んでいく)あなたが犯人なん?うちの妹にずいぶん酷い事してくれたみたいやけど・・ (23 52) フィル=ファルネーゼ だったら何だって言うんだ?(現れた楓にも、一歩も引く様子は無く杖の代わりである剣を構える)どっちにしろ、お前もやるつもりだったからな、好都合だ・・今度こそ一撃で決めるぞ ヴォルケイル!フルドライブ「Full Drive Volcano Breaker!!!」(さっき撃った2発の砲撃とは桁違いの魔力を圧縮させ楓に向ける)拘束!「Chain Bind」(避けさせない為に魔力の鎖で楓の両手両足を封じるとほぼ同時に巨大な魔力を落とす) (00 01) 連条 茜,連条 楓 楓>そうか・・(大事な妹を傷つけられ、怒っているのだろうが感情を表に表さない・・その場に立ち尽くしまったく動く様子はないが、そうしている間にもフィルは強力な魔法を準備・・そして、バインドが発動する・・その寸前)ウンディーネ・・「Mirage Haze」(何か魔法を発動したが、拘束された状態では変化は起きず直撃 茜同様に撃墜されたかに思えたが、楓は拘束された状態でも撃墜していない・・それどころか傷ひとつない・・) (00 07) フィル=ファルネーゼ なっ・・幻影か!?「くそ・・急ぎ過ぎたな・・」目的は達成した、次は絶対にお前も倒す!一旦ひくぞヴォルケイル「all right」(楓が体勢を整え、追える状態に戻る前に結界を解き離脱する)くっそ!・・あの程度のやつから逃げないといけないなんて・・「sorry my master」お前のせいじゃないヴォルケイル、あたしの力不足だ(敵前逃亡の形を悔しがりながら、安全なところまで来るとゆっくりと歩き始める) (00 13) 連条 茜,連条 楓 楓>ふぅ・・茜に見られてへんよね?「She is still unconscious.」よかったぁ・・(逃亡したフィルを尻目に下にいる茜の元に降りる)茜にはこの姿見せたないもん・・もうええよウンディーネ、後はうちだけで何とかする 「OK my master」(ウンディーネを消して茜を担ぎ上げると、そのまま帰宅 ベッドに茜を寝かせて看病する)こんなんになって・・ほんまに、無茶はあかんて何時も言うとるのに・・ 茜>ぅ・・う~ん・・ここどこ?(ようやく意識が戻る茜 自分がどこにいるか確認するために周りをきょろきょろ見回す) 楓>茜、もう大丈夫なん?心配したんよ?玄関先で倒れてるんやから・・(おそらくショックで記憶は消えているだろうと考えて、嘘を吹き込む) 茜>え?そうなん・・?(疑ろうにも記憶が飛んでいるため楓の言葉を鵜呑みにする)ありがとうな楓 楓>どういたしまして それより今日はもう寝といたほうがええよ?明日学校やから(茜が外出している間にしたくは済ませていたのか、ベッドの近くにカバンを置くと隣にあるベッドに寝て電気を消す)そんじゃ、お休み 茜>おやすみ・・ (00 27) フィル=ファルネーゼ ただいま!くっそ、あの女今度あったら絶対に倒す! ヴァイス>傷は・・無いね・・何か、あったの・・?(フィルが建物に入ると出迎えに来たのは、フィルと余り背丈の変わらない少女) フィル>なんでもね~よ!ほら、これ!んぅ・・(回収した魔力の結晶体をヴァイスに投げ渡すと椅子の上にダイブして顔を埋める) ヴァイス>・・2つ目、後2つで・・今度は・・私が行く・・フィルはお留守番・・(魔石とも言える結晶体を体の中に取り込むと、フィルが静止するのも聞かずに外へ出て行ってしまう) フィル>な、くそ・・勝手にしやがれ・・(魔力が完全な状態であれば心配で追い掛けたのであろうが、魔力は完全ではなく行っても足手まといになってしまうかもしれないという危惧から足を止める) ヴァイス>アイゼン・・限定解除・・「Jawohl!」・・んっ・・見つけた・・近い・・(フィルと違って飛べないのか、それとも飛ばないのか・・ゆっくりとしたテンポで茜や楓の居る街の方へ向かう)昨日フィルが行ってた場所・・・魔力に惹かれてる・・ (00 37) 連条 茜,連条 楓 楓>っ?!・・「これは昨日の・・やない・・・けど、かなり大きいな・・・」(昨夜の騒動から間も空けずに現れる魔力反応 性質は異なっているが大きさは昨夜と同程度・・楓は気になったのか、茜に内緒で外に出て様子を見ることにする)はよ戻って来んと・・ 茜>かえでぇ~!かえでぇ~~!!・・・・・どこ行ったんやろ?(楓の分のお菓子をもって部屋に戻るが楓の姿はない、気にはなるがコンビにでも行っているのだろうと思いそのままベッドに座って楓の帰りを待つことに・・) 楓>ウンディーネ!「Set Up!」(掛け声と共に楓の手のひらに杖が現れる そのまま上空に飛び立ち、町の様子を見回す)ん・・?あそこやな・・(強力な魔力源を発見し、そちらに向かって一直線に飛んでいく) (14 42) フィル=ファルネーゼ ヴァイス>魔力反応・・近づいてる・・?(楓がヴァイスの居場所を掴み一直線に飛んできているのだが、まるで興味を持ち合わせていないという表情で歩き続ける)回収・・3つ目・・後1つ・・(結晶体を回収すると、体に取り込みヴァイスの魔力が結晶体の魔力と干渉し合いヴァイス自身の魔力がフィルのそれよりも大きくなる)目標は達成した・・・でも、フィルが言ってた・・あの女・・代わりに倒す・・アイゼン、完全解除・・行くよ・・(アイゼンと呼ばれた剣がヴァイスと同一化し、更に魔力を上げる) (14 50) 連条 茜,連条 楓 楓>昨日の子の仲間・・・なん?(たどり着いた魔力源 ヴァイスとは初対面であるが、目的のものが同じであることから仲間と推察し、直接訊く)もしあの子の仲間やったら茜を傷つけるやろうね・・・(自分に対して戦意をむき出しにしているヴァイスを目の前にすると、茜が狙われる可能性が少ないとは思えない・・ ましてや昨日あんな事が起きてしまったため、楓もなんとか防ごうとヴァイスに対し、構えを取る)あんまり戦いは好きやないけど・・茜を守るため、仕方ないな・・・ウンディーネ、限定解除!!「Limiter cancellation」(楓の魔力は激増し、杖をかざして魔力を圧縮していく・・) (15 01) フィル=ファルネーゼ ヴァイス>限定解除・・なんだ・・(限定解除では相手にならないとばかりに、ヴァイスは小さな魔力の弾を1つだけ作る・・だが、ヴァイスは3つの魔力の結晶体とアイゼンをその体に吸収しているような物で言うならば魔力の塊、小さいとは言え普通の魔導師の数倍の出力を出せるだろう)限定解除のままだと、死んじゃうよ・・・それでも、構わないけど・・(魔力を軽く放つと、その小さな魔力の塊からは考え難い衝撃がガラスを破り楓の体へ一直線にレーザービームのような魔法が向かう) (15 06) 連条 茜,連条 楓 楓>な・・・なんて魔力や・・あんな小さい玉のはずやのに・・(作り出された魔力弾の威圧感を直感的に悟り、攻撃から防御へと魔法をチェンジする)たしかに・・あんなもんが当たりでもしたら死んだっておかしないな・・・ウンディーネ、耐えられる?「All Right! Ice Shield」(楓の問いかけに問題ないと応えたウンディーネ すぐさま氷の盾を形成して魔力弾を防ごうとする・・・が)んっ・・・くぅ・・・(強大な威力を持つ魔法を防ぐにも楓の体に掛かる負荷が大きすぎる、防御壁も最初のうちは耐えていたが、次第にひびが入り始めるとあっさりと破れる)ゃあああぁぁぁっっつ!!! (15 15) フィル=ファルネーゼ ヴァイス>脆い・・フィルに嫌な事したのは別の人・・?(桁違いな魔力を保持しているヴァイスだが、相手の力量を見抜く事には長けている その為に、自分が苦戦1つせず倒せる相手にイラつきを隠せなかったフィルは想像がつかない)・・他にも居る・・こっちに来ている・・?・・順に倒せば良い、まずは1人・・次は向こうに居るのを叩く・・高位術式展開・・もたもた付き合ってる暇はないから・・終焉の戦火・・(桁違いの魔力を展開し、攻撃の影響を受けない為に楓の居る場所よりも更に上へと昇る)ラグナロク・・! (15 21) 連条 茜,連条 楓 茜>・・ストームレーゲン、この反応・・何やろう・・「I do not understand it」そうやな・・でも、なんややな予感がする・・(心臓に響くような強い魔力反応、それ以上に胸騒ぎが起きると窓から外に飛び出してヴァイスたちの元に向かう) 楓>く・・・ん・・・「強い・・それも桁違いやな・・」(こうまで圧倒的な実力差を見せられてしまっては最早勝つ気などないが、近くに向かってくる魔力反応とそれを撃墜するというヴァイスの言葉を聞くと)茜?!何でこんなところに・・・んぅ・・こないに強い攻撃を受けたら茜が死んでまう・・仕方ないっ!(もはやすぐそばまで接近している茜 ヴァイスの発動しようとしている魔法の範囲内にも入ってしまっている、魔力の弱い茜では一撃で大怪我をしてしまいかねないため苦渋の決断を下す)「茜、ゴメンな・・」ウンディーネ!!「Ice Prison!」 茜>わわっ?!な、何やのこれぇ?!(急に寒気が走ったかと思うと氷の牢獄にとらわれてしまう茜 これではまともに動けないが同時に体を防御してもらえる) 楓>間に合うた・・・・・・(術が間に合ったことに安心するが、それから間もなくヴァイスの発動した魔法の直撃を受け、気絶・・そのまま下にある池へと落下・・) (15 32) フィル=ファルネーゼ ヴァイス>終わった・・アイゼン待機モード・・(地上に足をつくと、体から剣を抜く・・)魔力・・反応無い・・戻る・・(結晶体の反応も無く、興味をなくしたヴァイスはフィルの居る所へと戻る) フィル>おっせーぞ!ヴァイス!石は回収出来たのか? ヴァイス>ここ・・(自分の胸辺りを指で指し回収出来た事を伝える)後、2人・・魔導師みたいなの倒した・・ フィル>あいつらか・・ちっ、おもしろくねー(自分の獲物をヴァイスに取られたような気分がしてしまい、顔を背けるとそのままベッドに横になる)最後の1個見つかったら呼べよ、今度はあたしがやる! (15 37) 連条 茜,連条 楓 茜>んっ!!・・何や?急になくなった・・(おそらく術者である楓が気絶したからであろう、茜を守っていた牢獄は消える 当のアカネは何がなんだかわからない様子だが、問題のあった場所・・公園の上空へと飛ぶ)何の問題もないな・・・「Vital reaction」ん?下に何かあるん・・?(ストームレーゲンが生体反応を発見し、それを支持すると茜はすぐにそちらへ行く)っ!!?楓ッ!!!(そこにいたのは池に落ちてびしょぬれになったまま気絶している楓 どんなに体を強くゆすっても起きる様子はない・・)一体、どうなってるん?楓がこんなところに・・・(楓が魔法を使えることを知らないため、状況が理解できずにいるがこのままでは楓の体に障るため帰宅 濡れた体を拭いてからベッドに寝かせる すると・・今まで黙っていたウンディーネが事の全てを説明し始める) (15 44) フィル=ファルネーゼ ヴァイス>・・?わかった・・広域結界・・限定開放・・(魔力をかなり限定させ結界を遠くまで展開させ、結晶体の反応が無いかを調べ始める) フィル>「くそっ・・あいつら、今度あったらぎったぎたにしてやろうと思ってたのに・・」(ベッドに顔を埋めながら、リベンジ出来なかった事に腹を立てたまま眠り始める) ヴァイス>結晶体の反応・・?それにしては・・微弱過ぎる・・これは別の物・・早く、最後を見つけないと・・・ (15 49) 連条 茜,連条 楓 茜>そうやったんか・・・それで楓は・・(事情を全て聞くと、自分の力不足によって楓が大怪我をしてしまったことに自責の念を抱く)うちが・・うちが弱かったから・・・そのせいで楓はこんなんになるまでがんばってたんやな・・ 楓>・・ぅ・・ん・・・・・(帰宅してから数時間が経過すると、楓の意識もようやく戻る) 茜>か、楓っ?!大丈夫なん? 楓>茜・・?そう、無事やったんやね?よかった・・・ほんまに・・(目を開けてすぐに茜の姿を確認すると、自分の被害など考えずに心底安心する) 茜>あほう!!何であの時自分を守らなかったん?!うちが勝手にでしゃばっただけやのに・・(何よりも自分を優先してしまう楓に本当に申し訳が立たないと同時に、自分を大事にしないことに怒る・・その目にはうっすらと涙が滲んでる) 楓>茜、泣いたらあかんよ? 茜>泣いてなんかないっ!! (15 57) フィル=ファルネーゼ ヴァイス>・・・ふぅ・・もう少し・・広げて・・ フィル>・・!?バカ!ヴァイス何やってんだ!限定開放だからってこんな広く結界張れる訳ないだろ!(ヴァイスが自分の限界を超え、結界を張っている事に気付くと起き上がりすぐ様ヴァイスをとめる) ヴァイス>大丈夫・・フィルの為だから・・がんばれる・・ フィル>そういう事いってんじゃねー!早くやめろ!それと、わかったら早く寝ろ、明日探せばいいだけの話だ ヴァイス>・・・わかった・・ありがとう、フィル・・ (16 05) 連条 茜,連条 楓 茜>水、持ってくる・・(泣き顔をこれ以上見られたくないためか、はたまた他の理由からか俯いたまま部屋を出る茜 しかし、水を取りに行くといった割にはすぐに台所に向かわない)ストームレーゲン・・お願い、聞いてもらってええ? 楓>ふぅ・・何やってるん・・茜を泣かせたら意味無いやろ・・・(茜が出てすぐ、自分に言い聞かせるように反省すると、胸に着けていたウンディーネの本体を取り出す)ウンディーネ・・うちの我侭、聞いてくれる? (16 11) フィル=ファルネーゼ フィル>なっ!?良いから、早く寝やがれ・・!(照れて赤くなった顔を隠しながら、ヴァイスをベッドの方へ押していく) ヴァイス>んっ?くすっ・・フィル・・素直じゃない・・ フィル>だ~っ!うっさい、早く寝ろ!(逃げるようにベッドに潜り、布団を頭までかける) ヴァイス>ありがと、フィル・・・(寝る前に一言掛け、ヴァイスもベッドに入り眠り始める) フィル>ヴォルケイル・・限定解除・・結界出せるか?「yes」よし、やるか・・(ヴァイスが眠り始めると入れ替わるようにフィルが起き上がり、ヴァイスがやっていた以上の結界を無茶とわかりつつ展開させる) (16 17) 連条 茜,連条 楓 茜>楓ッ!水、持ってきたで それ飲んだらはよう寝て休み・・(少し遅い戻り、更には水を渡すとすぐにまた部屋を出て行く) 楓>うん・・ありがとうな(そんな茜を見送ると、楓も貰った水を飲み干してからすぐに立ち上がる)こうしてる間にあの子らは襲ってくるかも知れん・・はよ、完成させんと・・(茜に気づかれないよう、窓から抜け出して真っ暗になった海岸沿いへと飛んでいく) 茜>ストームレーゲン、準備ばっちりや!いつでもええで(こちらは楓とは反対に山の中・・特訓の準備運動を済ますとすぐにストームレーゲンに伝える)「OK my master」 (16 22) フィル=ファルネーゼ フィル>くそ・・こんな事やってやがったのかよ・・(自分でやってみて、初めて実感するヴァイスの力とやっていた事の辛さ・・その事に零したくもない言葉が零れる)これ以上は無理・・か、ちくしょうっ・・(余りの魔力消費の辛さに体がついてこれず、気絶してしまい、結界が消えてしまう) (16 26) 連条 茜,連条 楓 楓>ふぅ・・ふぅ・・・・「Is it all right?」(もともとダメージがいえぬ状態での特訓 すぐに疲れが表れウンディーネも心配するが・・)これくらい・・平気っ!気にせんでええから、もう一度お願い・・(当の楓は無理を承知で特訓の再開を要求) 茜>はぁ・・何でできひんのや!?(特訓を開始して数時間が経過・・ すでに日があけそうになるほどのとっくをしているがいまだに感覚をつかめず苛立ちが隠せない様子の茜)こんなんやったら、また楓が・・(しかし、自分のために奮起してくれた楓の顔を思い出すと、休んでなどいられず特訓再開) (16 33) フィル=ファルネーゼ ヴァイス>フィル・・無茶して欲しくないのに・・(目を覚ますと、ちゃんとベッドに眠ってはいる物の魔力の跡などで何をしていたかはわかってしまう・・だが、それを咎めはせずヴァイスはヴァイスの仕事をする)・・・あった・・これに間違いない・・でも、魔力の発生が激しい・・(ヴァイスとフィルが使っていたのは魔力を検索する結界式の魔法・・その為近くで魔法を使っていたりすると正確な場所を特定する事は難しくなってしまう)フィル・・おきて・・見つけた・・ フィル>ん・・あった、どこだ!? ヴァイス>正確な位置はわからない・・結晶体のほかに魔力反応が2つ・・2つ目と3つ目があった近く・・誰かの魔力に惹かれてるみたい・・(その2人とは茜と楓なのだが、3つの魔力が混合したようになっていて正確な位置や魔力の大きさなど全てわからない状態になっている) フィル>問題ねぇ・・そいつらぶっつぶしてから結晶体を回収すればいいだけだ、いくぞヴァイス 最後の石集めだ (16 39) 連条 茜,連条 楓 楓 茜>やった・・ようやく終わった・・・「これで、茜(楓)を守れるんやな・・」 「Congratulations」(流石双子とでも言うべきか、ほぼ同時に特訓は終了・・二人とも目的の能力を習得できたらしく、満足げな表情でその場に仰向けに倒れる) 楓>我侭に付き合うてくれてほんまにありがとうな 大変だったやろ?「No problem」 そうやったらええんけど・・・・ふぁ・・なんや、眠気が・・ 茜>ストームレーゲン、疲れてへん?「All right」・・・・「Master?」(ふたりとも、今まで付き合ってくれたデバイスたちに感謝の言葉を告げると、その場で緊張の糸が切れたかのように眠ってしまう) (16 49) フィル=ファルネーゼ ヴァイス>アイゼン・・ フィル>ヴォルケイル! ヴァイス&フィル>完全解除!(最後の1つ共あり、2人は真剣その物・・敵と会う前から本気モードで進み始める) フィル>本気出すのは久しぶりだぜ!少しは骨のあるやつならいいけどな(完全解除のせいか、デバイスとの完全融合で2人共が元の姿と髪や瞳など若干ではあるが色の変化を起こしている) ヴァイス>油断・・しないで・・ フィル>わかってるよ、終わらせるぞ 今日で! ヴァイス>ん・・! (16 54)
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/2729.html
autolink RG/W10-064 カード名:婚后 光子 カテゴリ:キャラクター 色:赤 レベル:0 コスト:0 トリガー:0 パワー:2000 ソウル:1 特徴:《超能力》?・《扇子》? 【永】あなたの控え室のクライマックス1枚につき、このカードのパワーを+500 このぶんだと、超能力(レベル5)に到達するのは、わたくしの方が先かしら。 レアリティ:C illust.- 控え室にあるクライマックスの数だけパンプアップする効果を持つ。 2枚CXが控え室に落ちてやっと0/0バニラ並のサイズとなり、最大で+4000とレベル1キャラに届くかというサイズまで成長する。 ただ序盤で2枚出ている時点で手札事故が発生してるとも取れるため、レベル0の間でCXを落とせる許容範囲は3枚(パワー3500)までと言えよう。 現環境ではレベル0の4000以上の高パワーが頻出しているため、それを打倒するには計算上レベル0時点で最低でも4枚以上のCXが出てる必要がある。 ヴァイスのゲーム性質上、序盤でのCXの流出は後で多大なダメージを受けるという事に繋がり、後に致命的な敗因となりやすい。 そのためリフレッシュを早めるため山札を削る集中等や、役目が終えた頃に落ちたCXを元に戻すための擬似リフレッシュと組み合わせる事が必須となり、 採用するならばそれを踏まえた構築が必要となる。そのままの投入では、事故という不確定要素に頼るカードにしか成り得ない。 似た性能のウェディングドレスのハルヒが序盤で簡単にパワー4000相当になり、 同じくガソスタの店員も瞬間的とは言えレベル3を相手にノンコストで8500になる所を見ると、 多大なパンプに繋がる条件が前者2つに比べて厳しい割にはいささか割に合わないパンプ値だったりする。 尚、戦闘処理の関係上「ダメージ→キャラバトル」となるため、 ダメージキャンセルが発生した場合には弱度のカウンターとして機能する。 このカードを相手にしたときは「ぎりぎり勝てる」という状態で狙うと最悪同士打ち、 運が悪ければ一方的に負けてしまう事もあるので注意が必要。 ただし、控え室に特定のカードが落ちている事が条件の能力全般にいえるように 別れを惜しむバゼットや朝の挨拶のような強制リフレッシュ効果を持つ能力とは相性が悪く、 一気にパワーダウンが発生することがあるため注意が必要。 もっともレベル1相手ともなると、その頃には既にこのカードを使う場面はチャンプアタックにしかならないだろうが。 そのいささか残念な性能に反して、色と特徴が素晴らしいため、採用する人を選ぶ一枚となる。
https://w.atwiki.jp/vice2rain/pages/48.html
朝日が差し込む教室に緑色の髪の少女は何かをいじりながらたたずんでいた。今日も快晴、風がさわやかに吹き付ける中、まだ自分以外クラスメイトのいない教室に酔いしれる― が。 「おっはよ~アリア!」 「うおおッ?!びっくりすんじゃん!サラかよ、もー驚かせんなあ~!」 さっきまでのあの静かな身のこなしとは打って変わって少女はクラスに入ってきたもう一人の少女―金色の髪が風に揺れてなびいている、妖精のようにかわいらしい少女だ―にげはげはと、大きな声で笑いかけた。 「いつも早いよね、こんな早くに来て何やってるの?」 「あー、兄貴の所為なんだよね。勉強するために早く行くーって言うんだから。」 「へー、やっぱりヴァイスはすごいのね。」 「うん、なんやかんやでヴァイスも頭いいんだよね、本当は。悪戯ばっかしてるからセンセーには嫌われてるらしいんだけどね。」 サラはくすっと可憐に笑う。 「うん、でもそういうところがヴァイスはいいんじゃないかしら。おもしろくて好き。」 「アハハ!確かに面白いけどねー。ていうか兄貴のせいであたしはこんなに真面目になっちゃったんじゃねーのって話になってさ。ちゃんと世の中バランスがとれるようになってんの。そだ、サラの兄貴も3-Sにいなかったっけ?」 「いるよ。今日ちょっと遊びに行こうかと思っているの。ついでに害虫駆除もね…」 「害虫駆除ォ?まぁなんか楽しそうだしあたしも行こうかな。」 一方そのころ3-Sではレオンとヴァイスが同時にくしゃみをし、なにかいやな予感を覚えつつ教科書を予習していた。 いや、予習していたのはレオンだけ、ヴァイスはアリア同様なにかに全ての力を出していたのだが。 「君さっきからなにやってんですか…」 「内職。ついでにいうと学校終わったらバイトもある。」 「なんでですか!遊ぶ金ほしさですか!」 「ちげぇよ!生活費が苦しいのッ!俺の家、両親いない割には3人兄弟だからね。自宅がさァ、まだあるから家賃とか気にしなくても大丈夫なんだけどね…食費がね~…」 ここでレオンの表情が暗くなる。ヴァイスは特に気にする様子もなく手を動かし続けていた。クラスに重い雰囲気がながれかったその瞬間、クラスのドアが開いた。かばんを持つことすらせず、財布と定期だけ持った好青年―にみえるカンジの人、エルネストが入ってきたのだ。 「おはよーごぜーます、っと。おうヴァイス今度は何の内職だよ。」 「造花ー。やべーよ、ヴァイス君第二話にして花背負って登場だよ。少女マンガかってんだ。」 「お前に花は似あわねーよそれこっちに寄越しな。俺のほうが花似合うって。」 「わ、手伝ってくれんの♪さんきゅー!」 そんなエルネストとヴァイスの様子を見たレオンは教科書を置き、二人を手伝うために席を立った。未完成の造花に手を伸ばしたそのときである。 「おはよう、なんで全員で花いじってるの?キモキャラのつもり?」 「あ、プリアラ!お前も漢なら手伝えッ!」 ドアが開いて現れた少女にヴァイスが叫んだ。エルネストも一度手を止め、そうだそだー、と声を張り上げる。が、なぜかレオンにはいやな予感がするのだ― いやな予感はあたった。プリアラは黒板消しを手に取り目にもとまらぬ速さでそれをヴァイスの顔面めがけて投げた。が、ヴァイスもそうやすやすとそれを喰らったりはしない。それどころか、完成品の造花のダンボールを肩に担いで後ろへ跳び、一つ目の黒板消しを避け(一つ目の黒板消しはレオンの顔面にクリティカルヒットしたようだ)、チョークの乱舞を机を盾にしのぎ、二つ目の黒板消しはうまくキャッチして黒板に戻した。プリアラは舌打ちをする―が、次の瞬間くす、っと笑った。 「んだってんだ…って……プリアラ…さん~?」 そう、さっきまですぐ前にいたはずのプリアラがヴァイスの背後にはにこにこと笑って仁王立ちしていたのだ。心なしか地獄の業火を背に背負っているようにすら見える。さすがのヴァイスの額にもいやな脂汗が流れた。やはりというか、そのまま殴り倒されたヴァイスは午前中の内職を終了せざるをえなくなったようだった…。 「いてて…プリアラ~、おもいっきりやることねーだろ、おもいっきりテレビですかってんだ、みのもんたかお前は!」 「訳わかんないわよっていうかね、あなたデリカシーがなさすぎるのよ。」 「うーっす、おはよー!」 「はい、おはよー…っておいおいアリア!お前なに調子のってんの?なんで3年の階来てんの?絞め殺されんじゃね?」 「絞め殺される前に絞め殺すから大丈夫じゃね?いや、あたしはサラについてきただけなんだけどね。」 アリアとサラが3-Sの教室へ現れた。二人に5人の視線が集中する。 それにしても、全く二人の印象は正反対だ― アリアはヴァイスに似て、やんちゃそうな表情、短めの髪、いかにも元気いっぱいの少女であるが、サラは長いゆるやかなカーブを描いた金髪に穏やかな物腰と上品な表情といった、いかにもお嬢様のような少女である。 「サラ?」 「レオンくーん、昨日焼いたクッキーもってきちゃった~♪」 サラは手に提げていた袋を目の前に突き出し、上品に笑う。唯一残念なのは兄の呼び名が「お兄様」ではなく「レオン君」だということだけか。 クッキーのにおいをかぎつけたのか、まっさきにヴァイスが彼女の元へ駆け寄ってきた。そして期待いっぱいの目で彼女を見て、「何!?俺らの分もあんの?!」と大声ではしゃぎまわると、やはりサラは上品そうな笑みをうかべて「もちろん」というのだ。 「いや~、いいねぇ、こーゆー家庭的な妹vおいアリアもなんか作ってよ。」 「無理!あたしの技術うんぬんより家計の問題デス!」 「そりゃそうデス!」 「…どーしてこの二人が言うと暗い話題でも大した事なさそうに聞こえるのかしらね…?」 遠くに座っていたプリアラがため息をつきながら、彼らを一瞥した。と、サラは彼女の元へ歩み寄り、袋を手渡す― 「はい、プリアラさんには特別のv」 「あら?ありがと―」 プリアラは包みを開ける。その間ほかの者たちは嬉々としてクッキーに喰らいついていたのだが。周りを見ている限り、クッキーは美味しいようだ。無論教室中においしそうな甘い香りが充満している―が、プリアラの包みの中からは腐ったキノコととぐろを巻いたクリームシチューを混ぜ、その中に納豆を放り込んだようなにおいを放つ、紫色のクッキー?が入っていた。おまけに、メッセージ付きである。それにはこう書かれていた。「レオン君を取る泥棒猫はトムに振り回されて死んじゃえコノヤロゥv」 何かがプリアラの中で切れる音がした。サラはあいかわらず笑っている。が、黒いオーラを彼女へ発し、なにか火花のようなものが両者の間で散ったような気がした。 おもむろにプリアラは席をたつとヴァイスと話し込んでいるレオンに話しかける。突然の行動に困惑するサラを尻目に。 「レオン~、サラちゃんって本当に料理上手なのね!せっかくの特別製をいただいちゃったことだし、あなたにも分けてあげるわ。だからそれを寄越しなさい。」 満面の笑みでプリアラはサラから受け取ったクッキーを持ち、レオンに話しかけ、いや脅迫をしかける。ヴァイスとエルネストは何か危険な空気を察したのだろうか、一歩引いてしまった。 アリアはなにやら生暖かい目線を彼らに送っていた。 「え?ぷ、プリアラ?!」 「私が食べさせてさえあげるわ。食べるわよね?あなたの妹の特別製。全部。食べるわよね?っていうか食べろ。」 「もも、もちろんー!?」 「…漢だぜ……まごうことなき漢だよ、レオンのヤツ…」 「ヴァイス、お前泣いてる…?」 「そりゃ泣くよ…いろんな意味で。」 「サラの言っていた害虫駆除ってコレか…」 「おいおい知ってたなら止めろよ?」 「いやぁ~…無理。」 幸いなことに、レオンが特別製クッキーを喰らうことはなかった。全てを解決し、ゼロに戻してくれる唯一無二の存在、学校のチャイムが鳴り響き、レインが教室に入ってきたのだ。 「オイこら席に着きなさいお前らー。今日は英音ありますからねー昨日死ぬ気で練習したレッチリが炸裂しますからねー。アレなんか生徒増えていませんか。」 「俺とレオンの妹だよ、センセー。ホラホラ、アリア、帰れ…ッ」 「先生ー、プリアラさんとサラさんが後ろでメンチ切りあってまーす。」 「ほっときなさい、怖すぎますからね。HRはとくに連絡することなし。後ろでメンチ切ってる青春少女たち以外は着替えてグランド集合。以上!」 結局その日からプリアラとサラとの恐ろしい戦いが始まるのであった。レオンの胃腸薬の量は日に日に増していったことは言うまでもない…
https://w.atwiki.jp/naianakikaku/pages/2120.html
美琴の一件がとりあえずの解決を見た二日後。 珍しくウスワイヤを訪れていたゲンブは、若年メンバーの指導教官である七篠 獏也と会話をしていた。 無論、世間話の類の和やかなものではない。 「……以上が、外部協力者・崎原 美琴に関する一件の詳細です」 「厄介な事態になったな……」 獏也が珍しく頭を抱える。ヴァイス=シュヴァルツという男は、その行状からウスワイヤとホウオウグループ、そしてそれ以外の組織を数多敵に回し、かつその全てから命を狙われているにもかかわらず、今の今まで傷らしい傷も負わず生き延びている怪物である。 相手の精神を自在に操る、という単純にして厄介極まりない能力を持つ彼奴は、その力で多くの人間を破壊し、またそれ以上の人数を殺して来た。 ウスワイヤとしては絶対に看過できない存在なのだが、今はそれよりも重要な問題がある。 「あの狂人の手管とはいえ、能力者が暴走し、周囲に被害をもたらしたとは」 「事実関係は不明ですが、一般人が一名重傷を負ったとの情報もあります」 獏也の顔がますます渋くなる。対応をどうすべきか、本気で悩んでいるのだ。 年齢や行動を考慮すれば、記憶ごと能力を封印、というのが順当だ。だが、それが出来ない理由が一つ。 「……『スターライト・エンプレス』が出て来ていなければ、な……」 「加えて守人に連なる身です、迂闊な対応をすると今後の組織活動に差し障ります」 いかせのごれの秩序を守る「守人」。崎原の血統はここに属する、いわばいかせのごれの古株だ。 しかし忘れてはならないのは、彼らの大目的は「いかせのごれを守る」ことであって「人を守る」ことではない。もちろん、それも大きく見れば目的の一つではあるが、逆に秩序を乱す存在であれば、あるいは彼らの在り様に干渉するのであれば、組織が相手でも容赦なく牙を剥く。 それに連なる美琴に対し、下手な手を打てば、ただでさえ案件山積みの現状でさらなる面倒が増えてしまい、最悪ウスワイヤ自体が機能を停止する。 それだけは何としても避けなければならなかった。 「……どうします? 事実として被害が出ている以上、お咎めなしとはいきませんが」 「むう…………」 たっぷり7分ほどの沈黙を経て、獏也はとりあえず、と前置きしてから言った。 「ヴァイスに関する情報は、協力者の義務として知る限り提供してもらう。だが、当面は監視つきで自宅謹慎というところが妥当か。期間は……1週間としよう」 恐らくこれは建前だろう。ヴァイスの「脚本」に乗せられた以上、美琴の精神的ダメージは甚大極まりない。特にその手で母親を殺しかけたという事実は、あまりに重い。 その辺りのケアを考え、なおかつ処罰の体裁との妥協を図ったのがこの案なのだ、とゲンブは考える。 考えて、とりあえず質問する。 「監視は誰に?」 「秘密調査員を一名回す。連絡を頼めるか」 「……了解。彼女を使います」 言うや、ゲンブは携帯を取り出してコールする。相手は、アルマ同様の秘密調査員。 「ヴァイオレット、任務の指示だ」 「とんだ災難だったようだね、ヴァイス君」 何処とも知れぬ薄闇の中、仮面をつけた男がそう言った。 対面する黒衣・ヴァイスは、肩を竦めつつ応じる。 「ですが、概ね筋書通りには行きましたよ。壊すまでには至りませんでしたが、見るべきものは見ましたからね。それに、アナタのこの力、有効に使わせていただきましたよ」 ヴァイスが言っているのは、仮面の男・ピエロの特殊能力「ヤミまがい」である。 「初見であれだけ使いこなせるとは、実際大したものだよ。僕ら『運命の歪み』以外で、あのレベルまで同調したのは彼くらいのものだ。たいていの人間は、逆にヤミに心を呑まれて死ぬのだけどね」 「彼?」 知らない人物の示唆に問い返すが、ピエロは「昔の話だよ」と話を逸らす。 ヴァイス自身もそれ以上の興味は抱かず、話を変える。 「ともあれ感謝しますよ。これで、少しは逃げやすくなりました」 「逃げる? ……もしかして、あのお嬢さんかい?」 「ええ」 ヴァイスの顔に、今度は珍しく渋い色が浮かぶ。 ピエロが言っているのは、ヴァイスを執拗に追いかけ回す「シャルラ=ハロート」という少女のことだ。 これは、彼が調査と情報の重要さを痛感することとなったある一件に関係している。 以前、ヴァイスは彼女をターゲットとし、その住まいであった孤児院を人員ごと破壊したのだが、 「あれは完全なる失敗でしたね。まさか、彼女が孤児院で孤立しており、それを破壊したワタシに思慕を寄せるとは」 「さしもの君もそこまでは予想外だったか」 「ええ。事前調査の不足がここまで響くとは……」 ヴァイスという男は実際、愛だの恋だのという感情には(あくまで自身に関する限りは)絶無のレベルで興味がない。脚本執筆に必要ならばいくらでも調べるが、そうでなければ全く気に留めない。 だからこそ、 『ヴァ~イ~ス~さ~ん!! うふふふふふふふふ~』 明らかに壊れた笑みで自分を追って来る彼女が疎ましい――――というよりは、正直空恐ろしいものを覚える。 自身、狂人であることを語って憚らないヴァイスでさえこれであり、彼よりいくらかマシな精神を持つピエロ、運命の歪みの中ではかなりマトモな部類に入る澪やジェスターは一度目にした際には完全に引いていた。 もっとも、ヴァイスがシャルラを避ける理由は、単にストーカーを逃れるという以外にもう一つある。 それは、 「彼女はワタシの足取りを掴むと蛇のようなしつこさで追ってきますからね……」 「なるほど。居場所や気配を隠蔽し、密かに事を運ぶ君にとっては、敵とは別のベクトルで厄介な相手だね」 そうですねえ、とヴァイスは嘆息する。 幸いなことにまだ彼女の存在はウスワイヤ側には知られていないようだが、ホウオウグループは情報面で数段上回る。何の拍子で彼女を捕捉し、そこから自分を見つけ出すかわかったものではない。 (まあ、彼女にも利用価値はあります。害にならない程度には、使わせてもらうとしましょう) それがどれほど歪んでいても愛は愛だ。 しかし、ヴァイス=シュヴァルツという男は、愛でも憎しみでも、自分に感情を向ける相手を―――否、究極的には全ての相手を、駒あるいは役者としてしか見ていないのである。 (当分は、隠れ通すしかなさそうですがね) その在り方が何に準じたものなのか、彼は知らない。 ヴァイオレットへの通達を終えたあと、ゲンブは一礼して踵を返す。 が、思い出したように振り返り、獏也にある事実を告げた。 「っと、忘れていました。教官、もう一点あります」 「何だ?」 「先の一件の直後、謎の人物と遭遇しました」 それは、夕陽が美琴を叱咤し、事態が少し落ち着いた後のことだ。 「いつまでもここにいてもしょうがねぇ。ひとまず場所を変えようぜ」 流也の提案で、一同がその場を後にしようとした、その瞬間だ。 何かに気付いたマナが、弾かれるように後ろを振り返った。 「待って。誰か来た」 それにつられて後ろを見た一同は、一瞬絶句した。 そこにいたのは、古びた帽子と、同色のコートを着た長身の痩躯。 「な……てめぇ、戻ってきやがったのか!?」 司が美琴を庇うようにして前に出、他の面々も一様に臨戦態勢を取る。 だが、その男は帽子の下から一同を睥睨し、物憂げに言った。 「戻って、か。……つまり、もうここにいないのか、奴は」 その声は、よく通るが何かと癇に障る、ヴァイスの声とは全く違っていた。 重く厚みを持った、成年男性の声。 「……ヴァイス、じゃないのか? 誰だ、キミは?」 怪訝な顔で問うたのはアルニカだ。 その問いに、謎の男は彼女を見るでもなく視線を巡らせ、なぜかマナで一瞬その動きを止める。 「……?」 自分がこの男を知っているような気がして、マナは内心首をかしげた。 その間にも、男は言う。 「誰だ、か。俺は……」 妙な、数秒の空白。それを置いて、ヴァイスと同じ帽子とコートの――――よく見ると、濃い藍色の――――男は、名乗る。 「『ブラウ=デュンケル』。幸いだ、そう呼んでくれればな」 帽子から覗くその男の髪と目は、薄い青を宿していた。 紫と緋と藍と (動き出した紫) (止まらない緋) (現れた藍) (それが何を起こすのか、まだ誰にもわからない)